【投資初心者向け】参考になるTwitterアカウント20選
こんばんは、スギヘイです。
今日は投資に興味あるけど、どうやって勉強すればいいかわからない方に、オススメのTwitterアカウントを紹介したいと思います!
先日、投資初心者向けの勉強会に参加してきました。
その中で、Twitterで参考になるアカウントの紹介があり、自分も最初はTwitterで参考になる人をフォローしまくって情報収集していたので、その一部をまとめてみようと
思いました。
ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
オススメの本や勉強法もまた記事にしたいと思います!
全員はフォローしていませんが、僕がフォローしている人が多いので、ぜひここから飛んでみてください。
(なぜ自分のページだけログイン画面の埋め込みになるんだろ…)
【ジャンルについて】
なかなかジャンル分けが難しいですが、ざっと投資スタイルで分類してみました。参考程度ですが。
投資スタイルの分類については前回の記事をご覧ください。
parallel-investment.hatenablog.com
インデックス投資
インデックス投資はまだ勉強中ですが、この界隈で有名な方を。
(ブログかnoteでインデックスや確定拠出年金は記事を書く予定。)
1.
→水瀬さんの著書は初心者もわかりやすく読めると思うのでオススメ。
ブログだと、とりあえずこのシリーズだけは読んでおきましょう。オススメです。
2.
ファンダメンタル
■決算や会計、ビジネスモデルの入門枠
3.
→決算資料をわかりやすく解説してくれます。まずは、シバタさんのnoteや本を読みながら、決算書や決算資料を読めるように練習していけば、オッケーかと。
4.
→PL・BSのクイズがとにかく面白いです。このクイズを毎週解いて用語とかを覚えていけばいつの間にか分析できるようになりそう。
5.
→バフェットコードめちゃくちゃ便利。
6.
→業界カードは必見です。ブログも図解たくさんでわかりやすいです。
7.
→なおころさんは売買までのプロセスも説明してます。めっちゃ分かりやすい。
■プロが丁寧に教えてくれる枠
8.
→初心者向けの解説から、ガチな銘柄分析まで幅広いですが、どれもわかりやすい記事です。
9.
→少し上級者向けかもしれませんが、がんばってキャッチアップすれば間違いないです。
■本出してる有名人枠
10.
→著書めちゃくちゃお勧めです。書評はいつか書きます。
11.
→著書は読んだことないですが、株クラスターでは超有名人です。ツイートもとても参考になりますねー。
テクニカル
えーっと。。Twitterでテクニカル参考になる人いなかったので、チャートの基礎が学べるこのサイトをご覧ください。。
株のチャート分析は記事書こうかなぁ。
テクニカル分析 | チャートの見方 | 為替レート&チャート | じぶん銀行
本なら秋津さんの本が分かりやすいかもですー。
ビットコインだけど、noteでテクニカルの分かりやすい記事が。
これが理解できれば、中級以上だと思いますが、わかりやすいのでオススメ。
配当・優待
12.
なのなのさんはこの記事がとても参考になりますね。
13.
→たくさん優待銘柄が紹介されているので、ぜひ参考に!
米国株
14.
→テクニカルとかチャート分析のつぶやきもあるかも。
15.
→米国株だけでなく金融とか業界とかも。過去記事をめっちゃ遡って読んでいました。
16.
→ダウの動きがマンガでわかりやすいです。
ニュース・情報
17.
→雑誌は日経マネーかヴェリタスくらいかなぁ。
18.
→ジャンル問わずマーケットに関係する色々な記事が流れてきます
19.
→大人気のまとめサイト。株式市場で話題のニュースがすぐわかります。くだらない話題から専門家のガチ解説までありますw
二階建てデビューしたいなぁw
20.
→まとめサイトに近いですかね。でも、色々なヒトの投資手法があったりして参考になります。
以上、ざっと書いてみましたが、また随時更新していきますー。
最後に
最後に、株の勉強をしたいけど、迷っている方へ。
最初は分からない単語ばっかりだし、英語3文字多すぎだろ!って思って敬遠してしまう人も多いかと思います。僕もそうでした。
でも、英語の勉強と同じで、始めたばかりは単語を何回も何回も調べて、どんな意味なのか少しずつ理解していく。これでいいと思います。
次第に、単語や用語の意味が分かって、いろいろな知識が繋がっていくと面白くなってくると思うんですよね。
このブログで少しでも用語が分かるようになったり、繋がりが発見できるような記事が提供できたらいいなと考えていますので、今後もお楽しみに!
【株式投資入門】自分の投資スタイルを見つける方法
こんにちは。スギヘイです。久しぶりの更新になってしまいました。
今日は株式投資の入門編ということで、自分の投資スタイルを見つける方法について書きたいと思います。
株で投資するといってもたくさんのスタイル(選び方)があります。そして、スタイルによって調べたり、見るポイントが全然違ってきますので、株を実際に取引する前に、スタイルを把握し、銘柄を選んでいきましょう!
こんな人に読んでほしい
・株に少しでも興味がある方
・株を始めてみたいと思っている方
投資スタイルとは何か?
まずはそもそも投資スタイルって何?を解説していきたいと思います。
下の画像は投資スタイルをマインドマップで簡単にまとめてみました。
まずはどのように利益を出すか?
「値上がり利益=キャピタルゲイン」と「配当利益=インカムゲイン」
①値上がり利益(=キャピタルゲイン)
→字のごとく、株価が買ったときから上昇し、売却したときの利益です
上昇する銘柄をどうやって探すか、判断するかは次に見ていきます。
②配当利益(=インカムゲイン)
→株を保有すると会社から配当が出ます。配当とは簡単に言えば、会社が利益を株主に還元するものです。
<そもそも配当とは?>
例えば、1000円の株で1株50円(年2回)の配当だとすると、100株購入した場合1000円×100株=10万円で保有することになります。
配当は基準日時点で保有している株主に支払われます。
基準日の時点で100株を保有しているので、1回あたり100株×50円=5000円の配当がもらえます。
年2回の配当であれば5000円×2回で10,000円が1年でもらえる配当金になります。
銀行預金の金利と比べてみましょう。
上の例だと、10万円で購入してもらえた配当は1万円なので、1万÷10万=0.1(10%)になり、利回りで考えると年間10%になります。
一方で、銀行金利は10年でも0.1%ぐらいだと思います(ちゃんと調べてない)
単純化して1年で0.1%だとしても、10万預けて1年間でもらえる金利は100,000×0.1%=100円になります。
もちろん株価は変動するので、購入した10万円(株価=1000円)が減る可能性はあるかもしれませんが、同じ1万円を増やすためには、銀行預金だと100年かかる計算になります。
(まとめ)
10万円を1年間運用した場合の利益
配当:10,000円
預金:100円
→預金で1万円をもらうには100年(10,000円÷100円)必要
銘柄を探す方法(分析方法)
①値上がり
a.ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズとは
→経済活動等の状況を示す基礎的な要因をもとに分析すること。
株価の基礎的な要因として一番大きいのは会社の業績です。
じゃあ決算だけ見ていればいいのかというと、それだけではありません。
景気が悪いと商品が売れなくなるので、景気に関するニュースが出ると、先取りすて株価が動いたりします。景気もファンダメンタルのうちの一つと言えます。
あとは、為替もファンダメンタルの一つです。例えば自動車など輸出の割合が高い企業は為替の変動によって、利益が増減します。そのため、ドル円が一日で大きく円高(例えば110円から109円)になると決算を待たずに株価が下がります。
とはいえ、業績の情報は会社の決算期に確定値が発表されるので、決算発表のタイミングが一番株価にとってインパクトが大きくなります。
まずは「ファンダメンタル=会社の業績」と覚えて、これから会社の業績が上がる銘柄つまり、「利益が大きくなりそうな会社」を選びましょう。
例えば、こんな感じで銘柄を探します。
・最近出た新商品が売れそうな会社
・これから自動運転技術が普及するので、自動運転関連の会社
共通するのは、「将来(利益が)伸びそうな会社」になります。
b.テクニカル
株価のチャート(グラフ)を見て、投資判断をする手法です。
チャートの形を見て、今が安いのか、今後上がるのか下がるのかを予測します。
あとは過去のデータを分析して、今の株価が買いか売りかを判断します。
テクニカルはやや短期~中期(1日~1か月)向けな印象です。
本当にたくさんの分析やパターンがありますが、個人的には多数の人が使っている指標やレシオには再現性がある程度あるのかな?という印象です。
すごく主観的に言えば、「みんながこの移動平均線を使っていると思っているから機能している」だけだと思っています。
(また別記事で再現性やこの部分は触れたいと思います)
(参考)代表的な移動平均線を使った分析や判断について
(参考)ファンダとテクニカルの比較について
②配当(インカムゲイン)
a.配当利回り
先ほどの配当の説明部分でも出てきましたが、配当金を金利で考える方法です。
配当利回り=配当金÷購入代金
1年間の配当1万円÷購入代金10万円=10%
配当利回りの分母=購入代金は株価によって変動します。
そのため、株価を安く買えれば利回りは上がることになります。
配当利回りが高い企業はこちらで確認できます
配当金の原資は企業の利益です。
そのため、利益が出せない企業は配当が出せません。また、業績が悪化し続けると配当を減らしたり(減配)、最悪の場合配当がなくなる(無配)ケースもあります。
また、配当の決定方法について、細かくは別記事にしようと思いますが、
基本的には会社が毎年配当の金額を決定しています。減配はかなりネガティブな材料になるので、基本は配当金額を維持するケースが多いですが、会社の資本政策で配当性向を設定している会社は別です。
配当性向=1年間の利益のうち、配当を出す割合
配当性向=40%と設定していると利益の40%が配当になります。そのため、昨年よりも業績が上がれば増配、一方で業績が悪化すれば昨年より配当は減ってしまいます。
配当性向に関しては、会社HPや決算説明会資料に掲載されているケースが多いので、配当を重視する方はこのあたりも要チェックです。
【ご参考】配当の基礎や実際の投資方法について
配当利回り重視の投資戦略について解説した記事を書きました。
— 上原聡@せみりた日記 (@uehara_sato4) 2018年9月19日
・配当利回りの基礎
・配当利回りによる銘柄選定
・売りのタイミング
・利回り重視が高いパフォーマンスを出せる理由
・配当重視の戦略で成果を上げている投資家の紹介
などを書いてます。https://t.co/l3YmfDdyx2
b.株主優待
株主優待に関してはご存知の人も多いかと思います。
優待本や雑誌の特集も増えましたねー。
優待に関しては以下の点に注意です。
・優待を現金に換算するといくらになるか
・優待を満額使えるか(特に優待券)
自分に合う投資スタイルの見つけ方
自分の性格と相性のいい方法を見つける
投資スタイルについて説明してきましたが、その前にまず自分がどんな投資スタイルがいいのかをまず考えていきましょう。
その次のステップとしては、試しに本当に少額で株を持ってみることをお勧めします。
※投資は自己判断でお願いします(コンプラ)
たった1万で自分がどれだけ無知か知る事ができるからほんとオススメ。
— スギヘイ (@sugi_invest) 2018年9月18日
なんでこんな重要な事を義務教育で全く触れないのか自分は憤りを覚えたし、それを知れただけでも1万円以上の価値はあると思う。 https://t.co/aWHJR5APol
実際に保有してみると、自分のお金がかかっているので、なぜ株価が上がったのか下がったのかを調べるようになります。ほかにも思ってた以上に、値動きが気になって仕事に集中できないとか、そんなに株を調べる時間がないから株とか無理とか。
実際に持ってみると株式投資が自分に合っているかどうかが明確になると思います。
(好きか嫌いかの判断はバーチャル運用とかでもいいかもしれないですね)
投資の入門として、excelでポートフォリオ管理のツールを作って、銘柄選んで、投資のシミュレーションをするのいいかも。
— スギヘイ (@sugi_invest) 2018年9月19日
それか決算ダービーみたいに、内輪のグループで1銘柄だけ選んで、期間内で誰がパフォーマンス良かったか競うのも面白そう。 https://t.co/xbiSQgSzKJ
Pythonで資産管理 ②ポートフォリオを記録する https://t.co/shHvVdPQRt @ai_kabuさんから
— スギヘイ (@sugi_invest) 2018年9月19日
ただ、ある程度は勉強しないと損はしてしまうので、まずは1万円とか少額で始めることをお勧めします。
実際に経験してみて、株式投資が合わなければ、生命保険とか個人年金とか、確定拠出年金とか他の金融商品でコツコツと運用すればいいですし、何にもリスクを負いたくなければ(同時にリターンもゼロですが。。)銀行預金でいいと思います。
まずは、自分に合う運用方法をしっかりと定めること、理解することが一番大事だと考えています。
自分の投資スタイルと向き合うための4つの質問
さて、長くなりましたが、以下の4つの質問を考えてみてください。
- なぜ資産運用をするのか?
- 資産運用のゴールはいつか?
- どんな資金で運用するのか?
- 投資に時間をかけられるか?
この4つを考えることで自分の資産形成の方向性が見えてくるかと思います。
1.なぜ資産運用をするのか?(期待リターン)
→運用の目的・目標によって、運用方法を明確にする
2.資産運用のゴールはいつか?(時間軸)
→運用する時間軸によって、運用方法を決める
どれくらいの金額(リターン)が必要なのか、それをいつまでに実現するかによって、運用方法が変わってきます 。
短期で大きく稼ぎたいならFXや仮想通貨のようなハイリスク・ハイリターンにならざるを得ないからです。
逆に老後までならコツコツとリスクを抑えた運用ができるので、まずは「期待リターン」と「時間軸」を考えてみましょう。
3.どんな資金で運用するのか?(積立or余裕資金)
→毎月積立にするか余裕資金にするか
最近は株式投資や保険などほとんどの金融商品が少額から買えるので、あんまり気にしなくても良いかもしれません。インデックス投資や保険だと積立と相性が良かったりするので、ひとつの判断材料になるかもです。
4.投資に時間をかけられるか?(自己判断or委託)
→自分で調べて運用するのか、委託して運用してもらうかを決める
自分で調べるのが苦痛だったり、時間がない人はアウトソースしましょう。例えば個人年金や投資信託が該当します。多少の手数料がかかりますが、基本的には運用をしてもらえるので、全部自分で調べる必要がなくなります。
これらを考えてみて、自分は長期でコツコツやりたいと思えば、投資スタイルは配当重視だったり、余裕資金でなくなってもいいからリスクをとって値上がりを取りに行くとか方向性と投資スタイルの組み合わせが見えてくるはずです。
そしたら、次のステップの実際に運用したり、バーチャルでやってみたり、株ではない運用方法を探したりすることができるんじゃないかなぁと。
ということで、
まずは自分の投資スタイルを見つけましょう。
今回は株式投資入門ということでしたが、他の金融商品(保険とか確定拠出年金とか)も調べて今後書いていきたいと思います。
それではまた~。
【書評+図解】稼ぐ人が実践している お金のPDCA(著:冨田和成)Part1
こんにちは、スギヘイです。
今回は書評記事第2弾、こちらです。
最近PDCA本が増えてきましたが、その中でもお金にフォーカスを当てた本です。
著者は「鬼速PDCA」で有名な冨田和成さんで、証券会社で富裕層の資産を運用するプライベートバンカーを務めた方なので、資産運用のプロです。
それでは早速本の中身を見ていきましょう。
本の説明
稼ぐ人が実践している お金のPDCA
著者:「鬼速PDCA」の著者、冨田和成さんの最新刊
どんな本か
一言でいうと、「PDCAでお金を管理して、自分の目標を達成する本」ですが、そのアプローチがとても面白いです。
それは、自分の人生を一つの事業として考え、経営していく。つまり自分株式会社の経営者として、事業(人生)を考える。 そう考えると、企業経営の考え方を個人にも応用できるのではないか。そして、個人の富(お金だけではない)を増やしていく。
そのための考え方、方法論がたくさん書いてある本です。
どんな人におすすめか
- お金に不安がある
- 達成したいことがあるけどお金がネック
- 将来の資産形成・マネープランを考えたい
お金は目的達成のためのツール
100億円あったら何をするか?
唐突ですが、100億円が手に入って将来のお金にまったく心配することがない時にあなたは何をしますか?
仕事を辞めてのんびり過ごす
美味しい物を毎日食べる
世界中を旅行する
なかなかぱっと思いつかない人が多いのではないでしょうか。ここまで極端ではなくても、自分が達成したい目標やビジョンがあるかと思います。
でもその目標やビジョンにチャレンジできない理由として大きいのが”お金”です。
もうひとつは”時間”だと思います。
ただ、時間に関しては極論、お金で買えるので、やはりネックになるのは”お金”だと思います。
起業のような大きな夢だけにとどまらず、特定の場所への旅といった小さな夢に対しても、「お金の心配」にとらわれると、人生の選択肢は大幅に狭まっていきます。
ここの部分、個人的にめっちゃ共感できるんですよね。
お金がない=選択肢がない
これに尽きると思います。
自分は奨学金で大学に進学して、金融やファイナンスなどに興味を持ち、もっと大学院で学びたいなぁと思って進学も考えたのですが、大学の時点で奨学金の大きさが不安になり、進学はあきらめました。
あとは海外にも行ってみたかったし、色々やりたいことがあったのですが、結局ネックになるのはお金だったんですよね。
自分自身が描いた目標や夢を実現しようとする際に、「お金」が制約になってしまうことほどもったいないことはありません
これを避けるには、お金にまつわる不安を取り除くこと。お金に自分がコントロールされるのではなく、自分がお金をコントロールできるようになれば、こうした不安は一気に解消されていくはず
読者のみなさんも一度はこのようなお金がネックであきらめた経験があるのではないでしょうか。
お金をコントロールして不安を解消する。そして夢や目標を実現する。選択肢を狭めたくない。そんな思いが少しでもある方にはぜひ読んで欲しい内容です。
自分株式会社のCFO
それでは、どのようにお金をコントロールしていくのでしょうか。
私は常々、自分のお金の状況を改善したいなら、「自らを〝自分株式会社〟の代表、またはCFO(最高財務責任者)だと思って行動しましょう」と言っています。個人と会社である法人を並列に捉え、法人で行っている財務管理の手法を個人にも当てはめてほしいと考えているからです。
簡単に言えば、自分が経営者になったと考えて、経営していきましょうってことです。
会社も事業を通じてお金を稼いでるし、管理しているので、会社の方法やノウハウを個人にも転用しましょうってことですね。
イメージしやすいのは、会計だと思います。
企業であれば会計、個人に転用すると家計簿。
でも、家計簿は会計の一部でしかないのです。
通常、P/LとB/Sと聞くと、企業や組織の財務状況を知るためのものだと感じる人が多いのではないでしょうか。一方、これらの財務諸表を個人の資産管理に利用することで、大きなメリットを得られる事実を知る人は残念ながら少数派と言わざるを得ません。
また、P/LとB/Sの概念を下敷きにし、PDCA(Plan、Do、Check、Adjust)を実践しながらお金を管理すれば、一生涯にわたって稼ぐ能力も得られるのです。本書は、その能力を身に付ける方法について書かれています。
企業はP/LとB/Sでお金の状況を管理しています。
PL(損益計算書)=収益=フロー
BS(貸借対照表)=資産=ストック
個人版P/L
個人版PLに関しては家計簿をイメージするとわかりやすいと思います。
収益は所得と同義です。
会計・企業の考え方
収益ー費用=利益
家計簿・一般の考え方
所得ー費用=貯金
利益=貯金とイメージするとわかりやすいですよね。
※会計だと一年単位で区切っているので毎年の利益がしっかり計算されますが、通常の家計では区切らないので毎月の利益が貯金に積みあがってく感じです
個人版のP/Lは家計簿でイメージできますが、個人のB/Sはどうでしょうか?
お金に関する本はたくさんありますが、僕が見た中でこの個人のB/Sについて本格的に書かれた本はこの「お金のPDCA」ぐらいだと思います。
それはB/Sを個人に当てはめるのがなかなか単純にはいかないからです。
でもB/Sって資産を管理するから家とか車って価格もわかるし、把握しやすいんじゃないの?
たしかに家や車は中古市場があるので売った時の価格が計算しやすいです。
なので今の時点での資産価値が把握できますね。
さらに本書でも取り上げられていますが、今はメルカリで何でも売れるようになったので、言ってしまえば資産はメルカリで全て数値化できてしまいます。
1番の問題は無形資産をどう評価するかです。
会計では有形資産と無形資産で分けて管理をしています。1番分かりやすいのは会社のブランドとかですかね。
さらに重要なのがこの無形資産が収益に繋がる(収益を増やす)効果があるという事です。
先ほどのブランドであれば、ブランドを高めることで高い値段で商品を売ることができます。個人であれば自分のブランドを高める(例えば資格を取るなど)ことで年収を上げる事ができるかと思います。
意識が高い方はあまり意識せずに、この無形資産への投資ができているのではないでしょうか。
地方や世代が上の方に多い印象ですが、毎年の利益(貯蓄)で家を買い、車を買い、ローンを返済していく。このパターンを図式化したのがこちらです。
家や車も資産は資産なのですが、それを他人に貸したりしない限りは収益を生まない資産ですよね。
言ってしまえば消費して終わりです。
それと対照的なのが無形資産です。無形資産にお金を使うのを下の図で見てみましょう。
つまり預金や資産など収益を生まない資産ではなく、収益を生む金融資産や無形資産に貯蓄を使いましょうって話です。
貯蓄を使い収益を生む資産に投下することで収益を増やす。その利益が貯蓄に積み上がり、また資産に投下されて収益を増やす。
資産に投下する、そう、これが投資です。
(本当の由来は違うかもしれません。ググっておきます。)
金融資産を買うことだけを投資と考える人が多いと思いますが、無形資産に投資をしてキャリアアップを図り、転職や昇給などで収入を増やすのもいわば投資なのです。
自分に投資してキャリアアップするならみんなやってるし、新しい考えでもなく当たり前のことじゃないの?
まぁ平たく言えばそうなんですが、この本ではなかなか見える化が難しい無形資産を、会計的な考えを使って効果的に増やしていくのか、そしてP/L・B/Sを含めてお金のサイクルをどう管理していくのかが明確に書かれています。
お金のサイクル明確にして、お金の不安をなくすことで本来の目的やビジョンを達成してほしいという冨田さんの想いが詰まった本です。
次は具体的に無形資産の部分を見ていきたいと思います。それでは。
【ビジネスモデル】ビジネスモデル図解制作委員会の活動と図解プロセスについて
お久しぶりです、スギヘイです。
今日は僕が所属しているコミュニティ、ビジネスモデル図解制作委員会(以下ビジモ委員会)について書きたいとおもいます。
委員会名の通り、国内海外様々な企業のビジネスモデルを図解しようという集まりです。
普段どんな活動をしているのか、そして委員会ではどのようにビジネスモデルを図解しているのかをお伝えしたいと思います。
こんな人に読んでほしい
- 図解に興味がある人
- ビジネスモデルに興味がある人
- 勉強会などのコミュニティに興味がある人
目次
1.ビジネスモデル図解制作委員会とは?
1-1.チャーリーさんと委員会について
まずはじめに、ビジネスモデル図解制作委員会とは何か?から説明したいと思います。
きっかけはこのnoteの記事から。
NewsPicksで見たときに、なにこれすご、わかりやすっ!!と感動。
で、チャーリーさんのこの記事に感動してビジネスモデルを図解したい!と集まった人たちです。
それにしてもこの反響、半端ないって。
委員会の基本活動は隔週で集まって会議をしてます。会議の間の時間で、各自図解の作業をします。
自分が担当した図解は現時点でこの2つです。
・DUFL(ダフル)
#DUFL のビジネスモデルを図解してみた#ビジネスモデル図解シリーズ pic.twitter.com/USJ6xXxAoe
— チャーリー (@tetsurokondoh) May 13, 2018
・&Biz(アンドビズ)
【修正版アップ】
— チャーリー (@tetsurokondoh) May 30, 2018
深夜1時をすぎるとどうも矢印の向きが識別できなくなるようで...、アンドビズの図解、矢印の向きがバラバラでした。直したものを再アップするよ! pic.twitter.com/XgHn2zfIb7
後半ではこれらをどのように図解したのか説明していきたいと思います。
さてさて、委員会の活動内容に関してはチャーリーさんや委員会メンバーがまとめてくれていますので、気になる方はこちらもどうぞ。
委員会の広報的なレポーターをしている我空くんの記事。これからのレポーター活動がとても楽しみです。
こちらもレポーターのきゃんべさんの記事。先日の会議の様子が書かれています。マンガもあって読みやすいです。
チャーリーさんが先日DMMで、ビジネスモデル図解の基本から委員会の活動まで講演した資料です。なんとスライド91枚…半端ないって。
ビジモ委員会に関する記事がまとまっているので、こちらもぜひぜひ。
2.どのように図解するのか?
2-1.ツールの紹介と作業プロセス
ここからは実際にどうやって図解をしているのかお伝えしたいと思います。
大まかな作成フローはこちら。(画像はDMMビジモの記事から引用)
チャーリーさんが作成したフォーマットを使い図解していきます。
そのフォーマットはチャーリーさんがなんと無料で公開しているので、みなさんどんどん使ってみてください。
フォーマットのリンク
https://docs.google.com/presentation/d/183DSeFUmEWogdMAm1RKXq41kkWwAbyACy-jh4v--4ws/edit#slide=id.p
委員会ではGoogleスライドやkeynoteを使っていますが、個人でやるならパワポでダウンロードして使っても全然大丈夫です。
基本的にはこのフォーマットに沿って調査・図解を進めます。
詳しくは3.ケーススタディで説明したいと思います。
前に会議でも話題になったかな?
調査してから、いきなりスライドで図解する派(スライド派)と、
紙でメモを書いてある程度固めてからスライドで図解する派(メモ書き派)
に分かれる気がしますが、僕はメモ書き派です。
チャーリーさんはスライド派だった気がします。(委員会でアンケート取ってみたいw)
このあたりは自分の好きな方法でやりましょう。
メモ書きに関してはケーススタディで。
2-2.参考記事
また、図解の具体的な方法は、先ほどのDMMの記事(#DMMビジモ)にも詳しく書いてあります。
あとはなぜ図解をするのか、図解のキーポイントになる逆説については一番最初の記事で詳しく書いてあります。
(逆説については今度、別記事でまとめてみたいなー)
あとはビジモ委員会のエース、きょんさんのnoteも秀逸です
こういう資料を作りたい…!!
2-3.図解の作成で意識していること
次にここでは自分が図解する中で特に意識している事を改めて文章に書いていきたいと思います。
(このあたりはビジモ委員会のみんなと共有したり議論してみたいな)
①情報を削ってシンプルにする
1番意識してるのはこれ。
とにかく情報の取捨選択が多いし難しいです。
DMMビジモの記事にもあったけど、とにかくシンプルにする事が求められます。
削る際には「ここで1番伝えたいのは何か?」「1つだけ情報を残すとしたら何を残すか?」と考えて情報を選んでいくことが多い気がします。
委員会メンバーのツイートから
図解は言ってしまえば誰でもできる。しかし本質を捉え伝える技術は難しい。何故なら図や単語1つをとっても必要か見極めないと本質を伝える妨げになるから。そのため公演中の「図解のスキルだけでなく、ビジネスを理解するスキル=本質を見抜くスキル」の説明がとてもしっくりきました。 #DMMビジモ
— ばっかす / ピクトグラム量産中 (@tetterote) June 5, 2018
ほんとこれ。自分も図解する中で情報を選択する力がついた気がするなー。
具体的には3.ケーススタディで説明したいと思います。
実際に図解をしてみると、図解の情報量の何倍もの情報を調査時に調べているので、
本当は伝えたい事がたくさんあるし、創業者の想いとか業績や、業界の話とか補足はいくらでも説明できるんですが、その辺りの説明はブログで編集後記じゃないけどまとめていきたいですね。
②とにかく分かりやすく説明する
これも同じくらい重要だけど難しいっす。
図解が自分の得意分野だと気付かないうちに専門用語を使っていたりします。
チーム内レビューでは初見の人から意見を貰えるので、そこで修正することが多いですね。
逆に自分がレビューする立場の時は敢えて何も調べずに図解だけを見て、理解できない部分は質問するようにしています。
説明を考える時には、初見の人はもちろん、中高生が見て補足説明無しでも理解できるか?を意識して説明を考えてます。
細かい点だとまだまだたくさんありますが、とりあえずはこの2つですかね。
意識していることや注意していることは、ビジモ委員会のみんなと共有したり議論してみたいです(2回目)
委員会でもこのノウハウを体系化しようとチェックリストを作成しているので、それもいずれ紹介できたらいいな。
3.ケーススタディ(アンドビズ)
それでは実際に自分が担当した事例、アンドビズを使って作業フローを見ていきたいと思います。
【修正版アップ】
— チャーリー (@tetsurokondoh) May 30, 2018
深夜1時をすぎるとどうも矢印の向きが識別できなくなるようで...、アンドビズの図解、矢印の向きがバラバラでした。直したものを再アップするよ! pic.twitter.com/XgHn2zfIb7
・アンドビズとは
国内No.1のM&A仲介実績を持つ日本M&Aセンターの子会社。ネット上で売りたい企業と買いたい企業をマッチングさせるプラットフォーム。
公式サイト
・アンドビズを選んだ理由
チャーリーさんがWBSで見て事例候補にあげていたのですが、元々自分がM&Aに興味あったり、M&A業界へ転職しようとしていたこともあり、なんとなくおおまかな図解がイメージできていたからです。
(実際には当初イメージしてた図解とは全然違う配置になりました)
3-1.ネットでHPや記事を調べる
まずは調査です。
2-1で紹介したフォーマットに沿って調べて行きます。公式サイトから個人のブログやyoutube動画までひたすら調べます。
・個人的なポイント
ビジネスの全体像をどれだけ明確にイメージできるか?
全体像や流れを理解できるように情報を集めて行きます。
それはお金の流れだったり、利用者視点でサービスを利用した時の流れとか。
それを具体的にイメージする中で、ここってどういうことなんだろ?って疑問が出てくるので、それを一つ一つ潰していきます。
もっと言ってしまうと、サービスを利用してから完結するまでの一連のフローを、きちんと説明できるか。だと思っています。それが理解できれば3×3のスクエアに落とし込んでいくことができます。(配置でめっちゃくちゃ試行錯誤するけど。。)
調査する企業にもよりますが、分かりやすい記事を探せるかで理解度も違ってくるので、とにかくわかりやすい、詳細まで書いてある記事を探します。
意外とYoutubeに説明会とかの動画があって理解が進んだりします。
例えば、アンドビズの場合は、まずサービス利用のフロー(流れ)を把握しようと考えました。
アンドビズのサービスの大まかな流れに関しては、これらの記事をじっくり読み込むことでイメージできるかと思います。
まず、スクエアの真ん中上には利用者を置きます。
利用者=M&Aをしたい人。&Bizに掲載されている売り案件を買いたいと探しに来た人
利用者の立場になってサービスの流れを考えていきたいと思います。
サービスの流れを考える
まず利用者はサイトに登録します。登録して欲しいと思う会社(売り案件)を探して、いいなと思った会社があれば交渉に入ります。
利用者が欲しいと思った売り案件を見つけた状態をマッチングといいます。(マッチングアプリと同じですね)
ここで、じゃあマッチングした後の、実際の交渉ってどうやるんだろう?直接売り手にメールするのかな?という疑問が出てきたので、ネットやホームページを探して、これに関する記載がないか探します。
なかなか記事がなかったので、実際にアンドビズに登録してみました。(周りのチームを見ても、実際にサービスを利用すると理解が深まるケースが多い印象です。)
すると、案件を探すページ内に直接の連絡ではなく&Bizを通して買いたいという意思を伝えるという事が分かりました。
(補足)
公開後に公式tw/FBでここに関する詳細な説明がされていました。
●M&A用語②●【ネームクリア】
— &Biz(アンドビズ)国内成約実績No.1M&Aマッチングサービス (@andbiz_official) June 28, 2018
マッチングを売主様が承認をすると次のステージ『ネームクリア』となり大きく状況が変わっていきます。
先日、&Bizでいうマッチングの意味を記載致しました。
(➡https://t.co/oPRsFOloJl)...
続きはこちら⇒https://t.co/naf2uLc1MChttps://t.co/VjNhYUDZ9F
このように買い手と売り手がマッチングし、実際に交渉段階に進むと、希望に応じてアドバイザーによるサポートを受けるかどうかが選択できます。(参考記事の記載)
あとはサポートを受けながら売り手と交渉し、成約したらアドバイザーに手数料を支払い、成約金を売り手企業に支払います。(このあたりは通常のM&Aと同じなのでM&Aの仕組みについても調べました。)
ここまで整理できるとサービスの流れ、お金の流れ等が把握できるので、次のメモ書きで図解に落とし込んでいきます。
(調査→メモ書きというよりは同時平行かも)
3-2.メモ書き
調査が終わったら(調査しながら)メモに情報をまとめ、図解のアイデアを書いていきます。
実際に書いたメモはこんな感じです
書き直してないので、汚くてすみません…w
調査をしながらメモを並行して書いていくのですが、起点、定説、逆説を考え(なんとなくで良い)、主体となるものを書き出していきます。
主体を3×3のスクエアに配置してそれぞれの関係性や、流れを考えながら、色々なパターンで置いていきます。
個人的には古いverを残しておくことで、コメントを入れた際に古い方がやっぱり良かったケースでも修正がききますし、新しい配置のアイデアも出てくるような印象です。
3-3.図解
ある程度しっくりくる図解のアイデアができたら、スライドに落とし込みます。
メモ書きの段階で上手く行ってても、主体を置き、主体と主体の関係性を1つずつ見ていくと、意外と想定外の疑問や矛盾が出てくる事もあります。
(仮)スライド画像
(今後修正して実際のスライド画像で古いverからの推移とか載せたいと思います。)
図解のポイントとしては、お金の流れやサービスの流れがスムーズか、途中で途切れてないかなどを確認して主体を配置、主体間の関係性を考えます。
さらに、ポイントにもあった情報の取捨選択、例えば何を主体として使うのか、この説明は補足(吹き出し)でいいんじゃないか?など様々なパターンを考えて図解を作成していきます。
例えばアンドビズでは、最初のverだと、M&Aエキスパートという資格保有者のアドバイザーを主体としては考えていませんでした。
しかし、記事を読み込む中で、わざわざ資格を作って人材を増やすことで、地域性をカバーしたりアドバイザリー手数料を下げたりすることができるので、このビジネスモデルには欠かせない存在と気づき、主体に入れました。
3-4.チーム内レビュー
図解の作成が完了したら、まずはチームのメンバーにレビューをしてもらいます。
初見の人から見て分からない部分がないか、おかしい点がないかチェックしてもらいます。
自分一人だと見落としている点や疑問にならなかった点がたくさん出てきますね。
あとは、定説や逆説はこうなんじゃないか?とかを実際の読者目線で議論していく感じです。
3-5.修正
チーム内レビューで指摘された点を修正。
3-6.チャーリーさんレビュー
チーム内レビューが完了したらチャーリーさんにレビューをしてもらいます。
公開する図解は口頭での説明はもちろん、基本的に追加の説明ができないので、本当に図解だけを見て理解できるのか、ビジネスがイメージできるのかを最終チェックしてもらいます。
3-7.完成記事の作成
チャーリーさんからOKが出たらkeynoteで完成資料の作成に入ります。
完成用資料のフォーマットに調整して公開用資料を作成していきます。
3-8.公開
公開用資料が完成して最終確認を経て、ついに公開です!
調査していたアンドビズ公開されました!二人とも遅くまで作業ありがとう!お疲れ様でしたー! https://t.co/aNNeLfSc0t
— スギヘイ (@sugi_invest) May 30, 2018
4.まとめ
まぁこんな感じで図解をしています。ちょうど説明会が1月で、委員会が動き始めたのは2月なので約半年活動をしてきました。
半年の活動成果として実感するのは、簡単に思いつくだけでもこんなものがありますが、また別の記事でまとめていきたいです。
・部活みたいな活動で同じ興味を持つ仲間が増えた
・多様性のあるコミュニティは素晴らしい
・ビジネスモデルの理解、情報の取捨選択などのスキルアップ
・ビジネスワード図解や企業分析への転用などやりたい事たくさん
図解の補足はブログでも取り上げていきたいので、今後もぜひお楽しみに。
【書評+活用法】シンプルTODOリスト仕事術 の感想と活用法
今日は当ブログ初の書評です!
早速ですが、その記念すべき本はこちら!
こんな人に読んでもらいたい
- どんなに頑張っても仕事が終わらない
- 目の前の仕事をこなすのでいっぱいいっぱい
- もっと余裕を持って仕事したい
- 早く仕事を終わらせて自分の時間が欲しい
購入者には無料でシンプルTODOリストがダウンロードできる特典がついてます。
最近はTodoistなどのアプリやツールも出ていますが、私はこのTODOリストを仕事で1年以上使っていてとても便利ですし、仕事で何度も助けられました。
会社のPCではそのようなアプリやツールが使用できない場合でも、excelさえあれば自分で作れるので、このシンプルTODOリストはお勧めです。
どんな本か
著者Shinさんについて
コピー1枚とれなかったぼくの評価を1年で激変させた 7つの仕事術
- 作者: Shin
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
本の構成
- 仕事の目的を把握していない
- 具体的なTODOが見えていない
- 具体的なTODOを整理できていない
- TODOを処理する速度が遅い
- TODOが多すぎる
印象に残った部分
そのうちのひとつに「物事を理解できる4タイプの人とそうでない人」というコラムがあり、それを図にまとめたのが下の画像です。
私は転職して4年になりますが、転職した当初に一番苦労したのがコレでした。業務内容や業務フロー、業務で使われる単語の意味などが把握できてないにも関わらず、いきなり業務を担当することになり、まったく理解ができない状態でした。
(社内研修がほぼ皆無に等しく、いきなり現場に放り出される系の会社です。)
写真の一番右のように途中で理解できていない部分があり、そこで理解が止まってしまう、それ以降は相手が何を言ってるのか理解できなくなる。議事録を書いても良くわからない、理解できない。そんな状態でした。
新卒の社会人1年目や転職したばかりの方は、とにかく全体像の把握とインプットの徹底をお勧めします。
- 年間スケジュールや業務フローなど全体像の把握=ゴールまでのステップが何個あるのかを理解しておく
- インプットの徹底=各ステップを理解し、途中でボトルネックを作らない
途中でわからない部分が出てきたら、その場で質問したり調べて解消する。そうでないとステップがどんどん進んでより追いつくのが厳しくなります。
そのため、勇気を出して質問したり、調べられる環境を作っておく、ボトルネックを放置しないことを特に意識していたと思います。
同時に全体像を知っておくと、次のステップの予測ができたりと途中で止まるリスクが軽減できると思います。
シンプルTODOリストの活用法
インストールしたい部分
TODOリストをどうアレンジしているか?
【トークショーまとめ】SHOWROOM前田裕二×インフォグラフィック・エディター櫻田潤 「ノート活用法」
こんにちは、スギヘイです。
今日は金融や投資の話から少し離れて、メモ術やノート活用法についてです。
先日開催されたトークショーに参加したので、備忘録的要素が強いですが、その内容と感想について書いていきたいと思います。
参加したトークショーはこちら。
NewsPicksアカデミア会員向けのイベントだったのですが、会員以外の人も立ち見OKということで参加してきました。
立ち見で参加してきた。
— スギヘイ (@sugi_invest) 2018年4月5日
主観と客観を分けて考える、抽象化する練習、何よりも継続すること。
メモ術とか方法論ではなくメモする姿勢なんだなぁと。
#NewsPicksアカデミア pic.twitter.com/OrhFsSUp8F
よかったらフォローしてください(小声)
なぜ参加したのか?
SHOWROOM 前田さんのノート術をNewspicksで見て以来、取り入れているからもっとその内容について知りたかった
さらに最近関心のある図解で注目されている櫻田さんとのトーク
これは参加するしかない!と思い、残っている仕事を翌日にぶん投げて参加してきました
前田さんのノート術について
・NPの記事で前田さんのノート術を見てこれは実践したいと思った
⇒こちらのブログでノート・メモ術を詳細に説明しているのでご参考に
・自分の実践状況について
<更新予定>
トークショーの構成と印象に残った内容
●テーマ①:ノートの活用法について
・手書きのハッシュタグ
櫻田さんはアナログノートを書くときにもハッシュタグ「#」をつけているらしい
「ハッシュタグをつけない情報は価値がない」
「自分の考えている概念や情報にタグをつけるのは大事」
ただ、アナログノートでハッシュタグつけても検索性が低いということで、昔、前田さんが証券会社時代に実施していた方法がこちら↓
アナログノートのラベリング法!
— 柴山 由香 yuka shibayama (@yuka_lab12) 2018年4月5日
前田さん証券会社時代のやり方。罫線のノート📓とラインマーカー。一番後ろのページに一行毎項目を書く。
対応する形でノートの横に色を塗る。
アナログノートでもパッとタグ検索できる!#NewsPicksアカデミア pic.twitter.com/nmq5WcH9Ud
◎なるほど、共通する項目(タグ)やテーマが多い場合、検索の必要性が高い場合はこれ使えるかも。
「◎」には自分の感想などを書いてます(前田さんのノート術を参考にしました)
引用はセリフなら「」、文章なら””を使うなど、客観(事実)と主観(感想)を区別できるようにして記録していく。
・フロー用ノートとストック用ノート
櫻田さんは普段ノートを3冊使っているらしい。
①フロー=TODOやアイデア、気づきを日々書いていくいわゆるメモ帳
②ストック=調べた事などをきれいにまとめる、アウトプット用
③フローとストックの中間=フローからストックへ書く時の中間
●テーマ②:なぜノートをとるのか
・前田さんの3分割ノート(ブログ記事参照)
「思考回路がこのままでノートで可視化するとこうなる」
「主観と客観を分けて書くようになったのがきっかけ」
⇒客観は事実や情報をそのまま書く=それだけだと板書と同じ。それだけでは付加価値がないので、主観を加える。主観は例えば考えたことや疑問を書き込む。アウトプットを書き込む。
「色で主観(緑)、客観(赤)を分けて、ハコで事実・抽象・具体を分ける」
⇒緑の主観が少ないノートだと危機感を覚えて、埋めようと思う仕組み
◎事実を抽象化して、その仮説を検証するとともに、ほかに転用できないかを考える。そして行動に落とし込む。
◎難しいけどこれは定着させたい。
NewsPicksでおなじみの前田さんのノート術のお話が始まりました。
— Shunpei Miura/すーぱーSE (@itpro_se) 2018年4月5日
標語、ファクト、抽象化、転用(緑:主観、青:やや重要・引用、赤:重要・客観)のフレームワーク設定とルールがかなりシステム化されていて、自分に対して強制力を働かせる仕組みになっているとのこと。#NewsPicksアカデミア pic.twitter.com/BoheEO2hm4
ノートに主観を入れる。
— Yuka Shuzui (@yuu8279tapwtapw) 2018年4月5日
抽象化を書く箱をつくる。
色で主観と客観を切り分ける。
一言でいうと何かを書く。
自分で考える強制力を働かせるノート。
思考のトレーニングは、こんなところでもできるのか…!#NewsPicksアカデミア pic.twitter.com/2hf95sObhO
・サマライズする能力=本質思考力
標語=サマライズする練習
「世の中やビジネスはすごい複雑。複雑だけど要らないものを削ればシンプル」
「1時間のMTGや対話ごとに、それを一言で表すと何か?を考える、そして標語として一言で表す」
「短い時間の中で、本質に近いことを、エッセンスにまとめて言う」=エレベーターピッチ
・櫻田さんのノート:表現やフォーマットは違うが同じ
「文章を自分化するために、図式やチャート、絵にしてまとめる」
「主観や引用などを自分のフォーマットで表現」
◎書き方や記号のつけ方などはそれぞれ違う形式でしたが、共通していたのは、主観と客観に分けていたこと。そして、主観(事実を見て感じたこと、考えたこと、疑問など)をしっかり記録していること。
◎インプットだけでなく、アウトプットも意識してどちらかに偏らない仕組みを作る。
●質疑応答
・ファクト⇒抽象化、抽象化⇒転用のコツは?
「人に伝えるアウトプットの機会を増やす」
「抽象化する練習は起きている事象の背景を考える、なぜ?と深堀りしていく、共通項をグルーピングしていくなど」
「求められたときだけでなく、日々の生活でも実践して考えていく」
◎深堀りする質問のパターンにはどんなのがあるか?
抽象化=なぜ? 転用=〇〇かも?〇〇できるかも?〇〇したらどうか?○○するとどうなるか?
どう実践していくか
・フロー用とストック用のノートを使い分ける
現状はフロー用を「ゼロ秒思考のA4メモ」、ストックに関しては「ほぼ日」を使用しているけど、フローからストックへの変換がうまくできていないと感じたので今後改善していきたい。
・参考になったブログ
3分割ノートを見たときになんか既視感があったのですが、マッキンゼーの空・雨・傘だったんだなぁとすごく納得。これは習慣化して、思考を深めていきたい。
実際にどのように実践してノートに記録しているかを記事にしたいと思っています
上場企業の方は知っておくべきコーポレートガバナンスとは何か?
こんにちは、スギヘイです。
今日は「コーポレートガバナンスとは何か」について書こうと思います。
仕事でこのコーポレートガバナンスに携わることが多いのですが、友人や知人に説明するときに、「え、なにそれ?」となることが多いので、説明の練習も含めてまとめたいと同時に、上場企業にお勤めの方にはぜひ知っておいてほしい内容です。
コーポレートガバナンスとは?
定義
コーポレート・ガバナンスとはステークホルダーによって企業を統制し、監視する仕組みのことをいう。企業統治。情報開示のあり方や、監査役や社外取締役を含む取締役会など会社の機関のあり方などを指すことが多い。
簡単に言うと
「社長が短期的な利益を追求し不正を行ったりすることを防ぐ体制」
社長が会社の意思決定や重要な判断をできるため、場合によっては利益のための不正をおこなったり、会社を私物化(会社が赤字なのに、自分の給料だけは増額するなど)してしまうことがあり、株主や従業員、取引先などステークホルダーにとっては、社長の意思決定が不利益になるケースがあります。
それを未然に防ぐために、第三者の視点から社長を監視する体制を構築し、統治していこうというのがコーポレートガバナンスです。
なぜ今コーポレートガバナンスがアツいのか?
安倍政権の政策
2012年12月に安倍政権が発足し、日本企業の株価を上げる事が政策の柱の一つであり、その株価上昇のための政策の一つがコーポレートガバナンス改革でした。
■なぜ株価を上げる必要があるのか?
政権の支持率を上げるには、株価上昇が絶対条件です。
単純化すると景気を良くする政権と、景気を悪くする政権であればもちろん前者を選びますよね。
株価が下がったままでの長期政権は過去を見ても絶対に不可能です。
■なぜコーポレートガバナンスで日本企業の株価が上がるのか?
それは、外国人投資家が日本企業の株(日本株)を買うようになるからです。
買う人(金額)が増えれば株価は上がります。かつそれが長期的であれば上昇の幅は大きくなります。
日本国内の金融資産(貯金から株へ)を動かすのも大きな課題ですが、時間がかかります。
手っ取り早いのが、海外の膨大な資金を日本に呼び込み、日本株を買ってもらうのが株価上昇には即効性があるのです。
安倍政権の狙いは「日本企業のコーポレートガバナンスを改革し、外国人投資家のマネーを呼び込むことで、株価を長期的に上昇させる」ことなのです。
もちろんガバナンス改革以外にも、大胆な金融政策を行っており、そちらのほうがインパクトと短期的な効果は大きいです。
金融政策に関しては、また別の機会に記事でまとめる予定です。
誰に影響があるのか?
投資家
投資家にとっては、社長の不正などを防ぐ監視体制が整うので、長期で株式を保有する人ほど、メリットは大きくなります。(長期で保有すればするほど不正リスクなどは大きくなるため)
海外では、ガバナンスが改善することで長期的な企業価値が上がるため、株価が上昇するというのが一般的になってきています。
上場企業
企業を統治する仕組み(ガバナンス体制)を構築し、開示しなければいけなくなりました。⇒ガバナンス報告書の開示
基本的には総務部や経営企画部が担当となるケースが多いみたいです。
■なぜ上場企業なのか?
未上場の企業は基本的にオーナーの家族・親族で株式を保有しているので、別に会社を私物化しようが何も問題がないんです。それで事業が失敗しようが成功しようが、それは自己責任。
ただし、上場すると会社の株を保有する人が一気に広がります。特に投資家が増えます。
投資家(株主)がお金を出している分、しっかりと株主に説明したり、報告をしないといけません。
どんな影響があるのか?
別の記事で詳しく書く予定ですが、今まで日本企業では上場コストというのがあまり意識されていませんでした。
個人的な印象ですが、会社のステータスとしての上場くらいに考えてる企業が多いのではないでしょうか?
(上場することで何ができるのか、コストは何かなども今後記事にするつもりです)
日本にも上場していない大企業はたくさんあります。
DMMは少し特殊なケースですが、亀山会長自ら「上場しないほうが自由に経営できる」と言っているのは本当にそのとおりです。
このガバナンス改革を契機に、何のために上場するのか?上場するメリットがあるのか?を考える企業が増えてくると思います。
上場企業にお勤めの方には、自分の会社の将来に大きくかかわってくるかもしれないトピックだと思いますので、ご興味ある方はぜひ調べてみてください。